LA CADENA (ラ・カデナ)
伝統と革新が共存するストーリーのある靴。
〈ラ・カデナ〉の歴史は、1836年にスペインのラ・リオハ州、ムニシャにドン・マヌエル、ドン・サンティアゴ兄弟が子供用の靴工場を設立したことに端を発します。多くの山脈に囲まれ、スペインの中央部を流れるマンサナレス川に抱かれたムニシャは、古くからウールの生産地として栄えた街であり、彼らの先祖もこの街の産業を支える羊飼いでした。
そんなルーツを持つ彼らが初めて作ったのは、羊毛を使ったシューズ。今でもムニシャの街には、兄弟のモノづくりの苦悩とその足跡を垣間見ることができる“オールド・スチーム”という建物が残され、その中には手動の織機と当時、産業発展によって導入されたスチーム機が静かに眠っています。
ブランド創設から180年。彼らの孫である現在のオーナーとその息子は、創設者であるドン・マヌエル、ドン・サンティアゴ兄弟から受け継いだモノづくりの哲学と伝統の継承に甘んじることなく、現代の顧客ニーズに応えられるよう新しい技術も積極的に導入。伝統と革新が共存する、確かなクオリティを持った靴づくりを創業時と変わらず、今もスペインの片田舎、ムニシャの街で真摯に続けています。
古き良き職人の矜持が息づきながらも、どこかイノベイティブなマインドに溢れた〈ラ・カデナ〉のシューズ。
日本上陸となる進化する老舗と新しい物語を紡いでいくのは、ほかでもない私たちなのかもしれません。